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バンドで最初に合わせる曲の選び方 — 2026年版おすすめ20選と初スタジオの心得

2026/04/03

バンドで最初に合わせる曲はどう選ぶ?2026年最新リサーチに基づく定番曲20選をティア別に紹介。MONGOL800からVaundy、結束バンドまで網羅。選曲の5基準・パート別難易度・初スタジオの3回通し法・揉めない選曲ルールまで、60代現役バンドマンが初めての音合わせを完全ガイド。

あの日、スタジオで初めて音が重なった瞬間

バンドがスタジオで練習している様子
最初の1曲が、バンドの空気を決める

私の「最初の1曲」は、チューリップの「魔法の黄色い靴」だった。

10代の終わり、地元の仲間と初めてスタジオに入った。ドラムのカウントが始まり、ギターのイントロが鳴り、ベースが乗った瞬間 — 自分の音が他の誰かの音と重なる感覚を、生まれて初めて味わった。上手いとか下手とか、そんなことはどうでもよかった。ただ、音が合った。あの瞬間の震えは、60代の今でも身体が覚えている。

それから何十年も経って、数え切れないバンドを渡り歩いてきた。そのたびに「最初に何を合わせるか」の選曲があった。そしてわかったことがある。最初の1曲は、そのバンドの空気を決める。難しすぎればモチベーションが折れる。簡単すぎれば物足りない。でも「ちょうどいい1曲」を見つけたバンドは、不思議と長く続く。

この記事では、2026年の最新情報をリサーチしたうえで、バンドで最初に合わせる曲の選び方、おすすめの定番曲20選、初スタジオの流れ、そして選曲で揉めないコツまで、すべてお伝えする。これからバンドを始める人も、久しぶりに再開する人も、この記事が「最初の1曲」を見つける地図になれば嬉しい。

バンドの始め方全体を知りたい方は、まず「バンド初心者が最初の1ヶ月でやるべきこと」を読んでほしい。

なぜ「最初の1曲」がそんなに大事なのか

初めてスタジオに入るとき、メンバー全員が緊張している。自分の音が合っているか不安で、手が震えたり、テンポが走ったりする。

そんな状態で難しい曲を選ぶと、誰かが弾けない→止まる→やり直す→また止まる、の繰り返しになる。これは「バンド練習」ではなく「個人練習の公開処刑」だ。楽しいはずの初スタジオが苦痛の記憶になり、最悪の場合そのまま解散する。

逆に、全員が「なんとか通しで弾ける」曲を選べば、こうなる:

  • 最後まで止まらず演奏できた → 達成感で全員の顔が明るくなる
  • お互いの音が聴こえた → 「このバンド、いけるかも」と思える
  • 2回目、3回目で自然に良くなる → 上達の実感が生まれる

音楽スクールや100人以上のコピーバンド経験者の声を総合すると、「最初の1曲」の選び方がバンドの寿命を決めると言っても過言ではない。

選曲の5つの基準 — これだけ押さえれば失敗しない

楽譜とギターが並んでいる
選曲は「好き」だけで決めない。5つの基準をチェックしよう

リサーチの結果、日本の音楽スクールやスタジオが共通して挙げる選曲基準は以下の5つだった。

基準 内容 チェック方法
1. 全パートが弾ける ギターだけ簡単でもドラムが難しければダメ 各パートの難易度を事前に確認
2. メンバー全員が好き モチベーションが練習量に直結する 候補を出し合い、全員がOKした曲
3. 聴く人が知っている 知名度の高い曲は客の反応が違う サビを口ずさめるか確認
4. ボーカルの声域に合う 声は機材で変えられない唯一の楽器 カラオケで原キーで歌えるか試す
5. 少し背伸びの難易度 簡単すぎても成長しない 個人練習で8割弾ければOK

特に重要なのは「4. ボーカルの声域」だ。Yahoo知恵袋でバンド歴30年のベテランが断言している。「選曲はまずボーカルに聞け。声だけは機材で変えられない」。ギターやベースは音を下げたり簡略化したりできるが、声域だけはどうにもならない。

2026年版 初心者バンド定番曲20選

日本の音楽スクール、スタジオ、音楽メディア10サイト以上のおすすめ曲を集計し、推薦数の多い順にティア分けした。すべて2025〜2026年の最新記事からのリサーチに基づいている。

Tier 1: 鉄板中の鉄板(ほぼ全サイトが推薦)

# アーティスト 曲名 Gt Ba Dr Vo ひとこと
1 MONGOL800 小さな恋のうた 初心者バンドの国歌。パワーコード+ルート弾き+8ビート。全パート最易
2 BUMP OF CHICKEN 天体観測 ★★ 文化祭20年連続定番。イントロリフが弾けた瞬間の高揚感は格別
3 ASIAN KUNG-FU GENERATION 君という花 ツインギターバンドに最適。オクターブ奏法の入門にも
4 Vaundy 怪獣の花唄 ★★ ★★ ★★ 2020年代の新定番。高校生〜大学生に圧倒的人気
5 Hump Back 拝啓、少年よ 2025〜2026年文化祭で急上昇。シンプルなのに映える

★=易 / ★★=やや易 / ★★★=普通 — 初心者バンドはまず★〜★★の曲から。

Tier 2: 超定番(大多数のサイトが推薦)

# アーティスト 曲名 Gt Ba Dr Vo ひとこと
6 RADWIMPS 前前前世 ★★ ★★ ★★ ★★ 映画「君の名は。」効果で知名度抜群。客が盛り上がる
7 結束バンド 青春コンプレックス ★★ ★★ ★★ 「ぼっち・ざ・ろっく!」効果。アニメきっかけでバンドを始めた世代の定番
8 KANA-BOON ないものねだり ★★ ★★ 疾走感が気持ちいい。文化祭でも鉄板
9 スピッツ ロビンソン ★★ 1995年発売から30年。今も現役で推薦される永遠の名曲
10 DISH// ★★ ミドルテンポのバラードロック。ボーカルが輝く選曲に

Tier 3: 人気曲(複数サイトが推薦・やや難易度注意)

# アーティスト 曲名 Gt Ba Dr Vo ひとこと
11 Mrs. GREEN APPLE 僕のこと ★★ ★★ ★★ ★★★ 2023〜2025年日本で最も人気のバンド。ただしボーカル難易度が高い
12 あいみょん 君はロックを聴かない シンプルなストローク。弾き語りにも、バンドにも
13 YOASOBI 夜に駆ける ★★ ★★ ★★ ★★★ 日本最大級のストリーミング再生数。ただしキーボード/シンセのアレンジが必要
14 優里 ドライフラワー ★★ 感情的なバラード。シンプルな編成で映える
15 RADWIMPS いいんですか? 手拍子で客を巻き込める。MCの練習にもなる

Tier 4: 洋楽の定番(世代を超えて通用する)

# アーティスト 曲名 Gt Ba Dr Vo ひとこと
16 Deep Purple Smoke on the Water ★★ ロック史上最も有名なリフ。ギター初心者が10分で弾ける
17 Ben E. King Stand By Me コード4つだけ(A-F#m-D-E)。ゆったりテンポで全パート最易
18 Oasis Wonderwall オープンコードで指に優しい。世界で最も知られた曲の一つ
19 The BEATles Let It Be シンプルなコード進行、歌いやすいメロディ。世代を問わない
20 Bob Dylan Knockin' on Heaven's Door G-D-Am-Cの4コードだけ。穏やかなテンポで初心者に最適
レコードやCDが並んでいる音楽コレクション
定番曲は時代を超える。20年前の曲が今も現役で推薦されている

5年前と何が変わった? — 2026年のトレンド変化

リサーチで興味深かったのは、定番曲の「入れ替わり」と「不動」のコントラストだ。

2020年以降の新顔:

  • Vaundy — 5年前にはリストに存在しなかった。今はTier 1
  • 結束バンド(ぼっち・ざ・ろっく!) — 2022年のアニメがきっかけで10代のバンド人口が急増
  • Mrs. GREEN APPLE — Spotify日本1位を3年連続。ただし難易度高めの注意付き
  • YOASOBI — 知名度は抜群だがバンド編曲にアレンジ力が必要

20年以上不動の定番:

  • MONGOL800「小さな恋のうた」(2001年) — 発売25年、いまだに不動の1位
  • BUMP OF CHICKEN「天体観測」(2001年) — 文化祭の代名詞
  • Deep Purple「Smoke on the Water」(1972年) — 54年経ってもギター入門の定番
  • スピッツ「ロビンソン」(1995年) — 30年以上現役

全体の傾向:洋楽の比率が下がっている。2015年頃は30〜40%だった洋楽枠が、2026年は15〜20%に。日本のバンドシーンが独自に成熟した証拠だろう。

パート別 — 自分の楽器から見た難易度ガイド

同じ曲でも、パートによって難易度がまったく違う。「ドラマー不足は本当?」でも触れたが、楽器ごとの特性を知っておくと選曲がスムーズになる。

パート 初心者の壁 最初の1曲に求めること
ギター コードチェンジの速さ、バレーコード パワーコード中心の曲。Fが出てこない曲
ベース リズムキープ、指の持久力 ルート弾き(1弦1フレット)中心の曲。スラップなし
ドラム 手足の独立、フィルイン 8ビート基本の曲。16ビートや変拍子を避ける
ボーカル 音域、リズム感、MC 自分の声域に合う曲。高音の張り上げが少ない曲
キーボード コード伴奏、音色選び ピアノ経験がなければ、まずギターバンドの曲に参加

意外な事実:ベースが一番始めやすい。楽器販売店の情報によると「1弦1フレットを押さえれば音が出る」ベースは、複数弦を同時に押さえるギターより初日の難易度が低い。ただしバンド内での責任は重く、ベーシストが見つからない理由はここにもある。

初スタジオの流れ — 知っておけば緊張が半分になる

音楽スタジオの機材が並ぶ室内
スタジオに入る前に流れを知っておくだけで、緊張がぐっと和らぐ

スタジオの選び方は別記事で詳しく書いたが、ここでは「当日の流れ」に絞って解説する。

タイムライン(2時間の場合)

時間 やること ポイント
15分前 ロビーに集合 遅刻は士気に直結する。5分の遅刻がバンドの空気を壊す
0:00 受付→入室→セッティング レンタル機材があれば受付で申告。ドリンクはアンプの上に置かない
0:15 チューニング+音量バランス ボーカルが聴こえる音量が正解。ドラムの音量に他が合わせる
0:20 1回目の通し 止まっても気にしない。最後まで通すことが目標
0:35 振り返り+調整 テンポ、音量、入りのタイミングを確認
0:45 2回目の通し 1回目より確実に良くなる。ここで手応えを感じる
1:00 休憩+雑談 お互いの好きなバンドの話。ここでバンドの絆ができる
1:10 3回目の通し+次の曲 余裕があれば2曲目にチャレンジ
1:50 片付け開始 終了5〜10分前に撤収。アンプのボリュームを0に戻す
2:00 退室→精算 「おつかれさまです」が合言葉。時間厳守

初スタジオの3回通し法

経験者の間で「3回通し」と呼ばれる定番の練習法がある:

  1. 1回目:とにかく最後まで通す。ミスしても止まらない。全体像をつかむ
  2. 2回目:カウントの入り方、音量、音色を調整。難しい部分はシンプルにアレンジ
  3. 3回目:ここで初めて「バンドの音」になる。スマホで録音しておくと後で感動する

私の経験でも、1回目はバラバラでも3回目にはちゃんと曲になる。その瞬間が、バンドをやっていて一番嬉しい瞬間だ。

選曲で揉めない方法 — 30年の経験から言えること

仲間と会話しながらギターを持つ人々
選曲の揉めごとは、方法次第で防げる

バンドの揉めごとの原因ランキングで「選曲」は常に上位に入る。好みが違うのは当たり前。問題は決め方にある。

避けるべき方法:多数決

バンド歴30年のベテランがネット掲示板で断言していた。「多数決はバンドでは絶対にうまくいかない」。3対2で負けた2人のモチベーションは確実に下がる。好きでもない曲を練習させられる側の気持ちを想像してほしい。

うまくいく方法:1人1曲ルール

一番うまくいくのは「1人1曲、全員が候補を出す」方式だ。

  1. 各メンバーが1〜2曲ずつ候補を出す
  2. 全曲を聴いて、「弾けるか」「好きか」を正直に共有する
  3. 全員がOKした曲をセットリストに入れる
  4. 拒否権は「弾けない」場合のみ。「好きじゃない」では拒否しない

ライブのセットリストなら「今回はAが選曲リーダー、次回はB」とローテーションする方法もある。大事なのは全員が「自分の意見が反映されている」と感じることだ。

もう一つの鉄則:ボーカルに拒否権を

繰り返しになるが、声域だけはどうにもならない。ギターは簡略化できる。ドラムは叩き方を変えられる。でもボーカルが出ない音は出ない。「いきものがかりが好きだけど、メンバーはクリープハイプをやりたい。でも物理的に歌えない」 — こういう時はボーカルの声域が最優先だ。必要なら半音下げ(キーを下げる)も検討しよう。

世代別おすすめ — あなたの「最初の1曲」は?

同じ「初心者」でも、10代と40代では響く曲が違う。世代別のおすすめを整理した。

世代 おすすめ曲 理由
10代 結束バンド「青春コンプレックス」/ Vaundy「怪獣の花唄」 今のクラスメイトが知っている曲。文化祭で映える
20代 MONGOL800「小さな恋のうた」/ KANA-BOON「ないものねだり」 定番中の定番。カラオケでも歌い慣れている
30代 BUMP OF CHICKEN「天体観測」/ RADWIMPS「前前前世」 青春時代の曲。身体に染み込んでいる
40代〜50代 スピッツ「ロビンソン」/ Mr.Children「Tomorrow never knows」 同世代のメンバーなら全員知っている
60代〜 The BEATles「Let It Be」/ Deep Purple「Smoke on the Water」 ロックの原点。洋楽の共通言語。もちろんチューリップもいい

40代・50代からのバンド再開ガイドにも書いたが、ブランクがあっても身体が覚えている曲がある。それを最初の1曲にするのも賢い選択だ。

私の場合、チューリップの「魔法の黄色い靴」がそうだった。10代で初めて合わせた曲を、60代の今また弾いたら、きっと指が覚えているだろう。音楽にはそういう力がある。

初心者がやりがちな失敗5選

音楽スクールや経験者の声から、初心者が最初の選曲で陥りやすい失敗をまとめた。

失敗1:好きだけど難しすぎる曲を選ぶ

Mrs. GREEN APPLEやAdoの曲を初心者バンドでやりたい気持ちはわかる。だが、音楽スクールの回答は厳しい。「Mrs. GREEN APPLEは初心者には率直に無理です」。好きな曲は「目標」にして、最初の1曲は「今弾ける曲」を選ぼう。

失敗2:音量戦争を始める

ギターが大きい→ベースも上げる→ドラムも叩く→ボーカルが聴こえない。初心者バンドの9割がこれをやる。正解は逆。全員が音量を「下げる」こと。ドラムの生音が基準で、他の楽器がそれに合わせる。

失敗3:個人練習をせずにスタジオに来る

スタジオ代は1時間2,000円前後(バンド活動にかかるお金参照)。個人練習をしていないメンバーがいると、バンド練習が「個人練習の場」になる。全員のお金と時間の無駄だ。

失敗4:本番直前に曲を変える

ライブ1週間前に「やっぱりこの曲にしよう」は最悪のパターン。練習不足の曲を人前で演奏すると、聴いている側も辛い。

失敗5:セットリストに統一感がない

1曲目がMONGOL800、2曲目がバラード、3曲目がメタル — これでは聴く側が混乱する。最初は同じアーティストの曲を2〜3曲、またはテンポや雰囲気が近い曲でまとめると、バンドの「色」が見えてくる。

メンバーが足りない? — 一緒に合わせる仲間の見つけ方

スマートフォンで音楽関連のアプリを操作する手
メンバーが見つかれば、あとは最初の1曲を決めるだけ

曲は決まった。でもメンバーがいない — そんな人は多い。バンドメンバーが見つからない人の共通点でも書いたが、「待っていても見つからない」のがメンバー探しの現実だ。

Memboは、バンドメンバー募集に特化したサービスだ。8言語対応のリアルタイム翻訳チャットで、国籍も言葉の壁も関係なくメンバーを探せる。「初心者がバンドに入るための完全ガイド」も参考にしてほしい。

エリア別のメンバーの探し方は、東京・大阪・名古屋のエリア別ガイドや、大阪横浜など各都市の専門記事も用意している。

まとめ — 最初の1曲が、すべての始まり

この記事のポイントをまとめる。

  • 選曲の5基準:全パート弾ける / 全員好き / 知名度 / ボーカルの声域 / 少し背伸び
  • 迷ったらMONGOL800「小さな恋のうた」:全パート★1つ、25年間不動の1位
  • 2026年の新定番:Vaundy、結束バンド、Mrs. GREEN APPLE(ただしボーカル注意)
  • 初スタジオは「3回通し」:1回目はバラバラで当たり前。3回目に音が重なる
  • 選曲で揉めない鍵:多数決は避ける。1人1曲ルール。ボーカルに拒否権

私が10代でチューリップの「魔法の黄色い靴」を初めて合わせた日から、もう何十年も経った。あの日のスタジオの匂い、カウントの緊張、音が重なった瞬間の震え — 全部覚えている。

バンドの記憶は、最初の1曲から始まる。

あなたの「最初の1曲」が、一生の思い出になりますように。

メンバー探しはMemboで。国籍も年齢も関係ない。音で繋がる仲間がきっと見つかる。

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