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東京のライブハウスおすすめ10選 — 外国人ミュージシャンのための完全ガイド【2026年版】

2026/02/24

東京には800以上のライブハウスがありますが、外国人ミュージシャンにとって「どこから始めればいいか」は大きな壁です。ノルマ制の仕組み、ブッキングの方法、出演までの流れを理解しないと、一歩も踏み出せません。このガイドでは、外国人ミュージシャンにおすすめの東京のライブハウス10選を、ジャンル・規模・アクセスの観点から徹底紹介します。

暗いステージでスポットライトを浴びながら演奏するギタリスト
東京のライブハウスは、アマチュアからプロまですべてのミュージシャンにステージを提供する(Photo by Austin Neill on Unsplash)

なぜ「ライブハウス」なのか:日本の音楽シーンの心臓

日本の音楽シーンを語るうえで、「ライブハウス」は避けて通れない存在です。欧米の「クラブ」や「ベニュー」とは異なる独自の文化を持ち、日本のほぼすべてのメジャーアーティストがライブハウスからキャリアをスタートさせています。ASIAN KUNG-FU GENERATION、NUMBER GIRL、くるり — 日本のロック史に名を刻んだバンドたちは、みな下北沢や新宿の小さなライブハウスで腕を磨きました。

東京だけでも800以上のライブハウスが存在し、毎晩数千のバンドがステージに立っています。50人規模の地下のハコから1,000人を超える大型会場まで、規模もジャンルも多種多様。しかし、外国人ミュージシャンにとってはこの豊かさが逆に迷いの原因にもなります。

どの会場が自分のジャンルに合うのか。ブッキングはどうすればいいのか。ノルマって何? — このガイドでは、これらの疑問にすべて答えます。まだ日本でバンドメンバーを見つけていない方は、まず外国人が日本でバンドメンバーを見つける方法をご覧ください。

まず知っておくべきライブハウスの仕組み

ライブハウスの観客とステージのシルエット
日本のライブハウスでは1晩に3〜5バンドが出演する「対バン」形式が一般的(Photo by Nicholas Green on Unsplash)

ノルマ制(チケットノルマ)

日本のライブハウスで最も重要な概念がノルマ制です。出演するバンドは、あらかじめ一定枚数のチケットを「買い取る」義務があります。一般的なノルマは15〜25枚(1枚1,500〜2,500円)で、バンドの負担額は15,000〜50,000円程度です。

お客さんを集めてチケットを売れば、その分は自分の収入(チケットバック)になります。ノルマを超えた分は、通常50〜80%がバンドに還元されます。つまり、集客力があれば利益が出る仕組みです。

外国人ミュージシャンへのアドバイス: 初出演でノルマを全額自腹で払うことを恐れないでください。最初の数回は「授業料」と考えましょう。1回15,000〜30,000円は、メンバー3〜4人で割れば1人5,000〜10,000円程度。東京の音楽シーンに参加するための投資として、決して法外な額ではありません。

ブッキングの方法

ライブハウスへの出演方法は主に2つあります:

  1. ブッキング(ライブハウス側がイベントを組む) — ライブハウスのブッキング担当者がイベントを企画し、ジャンルや雰囲気が合うバンドを集めます。出演依頼は、会場のウェブサイトにある応募フォームかメールで行います。
  2. レンタル(自主企画) — 会場を時間帯で借り切り、自分でイベントを企画します。こちらは上級者向けで、費用も高くなります。

初めての方には、ブッキング出演を強くおすすめします。ライブハウスのスタッフが他のバンドとのマッチングやタイムテーブルの調整を行ってくれるため、負担が少なく済みます。

対バン(たいばん)文化

日本のライブハウスでは、1晩に3〜5バンドが出演する「対バン」形式が主流です。各バンドの持ち時間は通常25〜40分。この形式のおかげで、他のバンドのファンにも自分の音楽を聴いてもらうチャンスがあります。対バンのバンドと仲良くなれば、次のイベントに誘い合う関係が生まれ、どんどんネットワークが広がります。

東京のライブハウスおすすめ10選

1. 下北沢SHELTER

キャパシティ 約250人
ジャンル インディーロック、オルタナティブ、パンク
ノルマ目安 20枚前後(約30,000〜40,000円)
アクセス 小田急線・京王井の頭線 下北沢駅 徒歩3分
公式サイト SHELTER(LOFT PROJECT)
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1991年オープン。日本のインディーロックシーンの聖地と呼ばれる場所です。くるり、ASIAN KUNG-FU GENERATION、フジファブリックなど、数えきれないバンドがこのステージを踏んでいます。地下に降りていく階段、薄暗い照明、観客との距離の近さ — SHELTERでしか味わえない独特の空気があります。

外国人ミュージシャンへ: SHELTERはブッキングの質が高く、ジャンルの相性を重視してイベントを組みます。自分の音源(デモCD、SoundCloud、YouTubeリンク)を添えてメールで応募しましょう。英語でのやりとりが必要な場合、簡潔な日本語と英語を併記するのがベストです。

2. 新宿LOFT

キャパシティ 約500人
ジャンル パンク、ロック、オルタナティブ、トークイベント
ノルマ目安 20〜25枚(約35,000〜50,000円)
アクセス JR新宿駅東口 / 西武新宿駅 徒歩5分
公式サイト 新宿LOFT(LOFT PROJECT)
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1976年創設、東京で最も歴史のあるライブハウスの一つ。日本のパンク・ロックムーブメントの中心地として、半世紀にわたり東京の音楽シーンを支えてきました。ステージの広さと音響の良さは、500人規模の会場として一級品です。

外国人ミュージシャンへ: LOFTは「新宿ロフトプロジェクト」として系列会場(Naked LOFT、LOFT/PLUS ONEなど)も運営しており、新人バンドにも門戸が広いことで知られています。トークイベントやサブカルチャーイベントも多く、音楽以外のカルチャーにも触れられます。

3. 渋谷CLUB QUATTRO

キャパシティ 約800人
ジャンル ロック、ポップ、ワールドミュージック、R&B、ヒップホップ
ノルマ目安 ブッキング制(実力・実績による)
アクセス JR渋谷駅 徒歩5分(渋谷PARCO向かい)
公式サイト 渋谷CLUB QUATTRO
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PARCO系列が運営する渋谷の中規模ライブハウス。海外アーティストの来日公演も多く開催されるため、国際色が最も豊かな会場の一つです。音響設備は業界トップクラスで、照明やステージングも本格的。

外国人ミュージシャンへ: CLUB QUATTROは実績のあるバンド向けの会場ですが、系列のイベントやオーディション企画に応募するチャンスがあります。まずは客として通い、雰囲気をつかんでから出演を目指すのが現実的です。「いつかQUATTROに立つ」を目標にするバンドは多く、そこに向かって活動を積み重ねていくのも東京のバンドシーンの醍醐味です。

4. 渋谷WWW / WWW X

キャパシティ WWW: 約500人 / WWW X: 約200人
ジャンル エレクトロニカ、ポストロック、インディー、ヒップホップ、実験音楽
ノルマ目安 ブッキング制(キュレーション重視)
アクセス JR渋谷駅 徒歩7分(スペイン坂・ライズビル内)
公式サイト 渋谷WWW
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渋谷の繁華街の奥にある、最もクリエイティブなプログラムを組むライブハウスの一つ。映画館の跡地を改装した独特の空間で、音楽だけでなくアート、映像、トークなど、カルチャー横断型のイベントが頻繁に開催されます。スペイン坂のライズビル内に2フロア構成で、異なる雰囲気のイベントが同時に行われることも。

外国人ミュージシャンへ: WWWはジャンルの壁が最も低い会場です。エレクトロニカ、ポストロック、実験音楽、ヒップホップ — 既存のカテゴリに収まらないアーティストにとって、最も居心地の良い場所かもしれません。英語圏のアーティストとの共演イベントも比較的多いので、チェックしておく価値があります。

5. 下北沢BASEMENTBAR

キャパシティ 約250人
ジャンル パンク、ガレージ、ノイズ、ハードコア
ノルマ目安 15〜20枚(約20,000〜30,000円)
アクセス 下北沢駅 徒歩2分
公式サイト BASEMENTBAR
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名前の通り、地下のバー兼ライブハウス。三角形のステージが特徴的で、ステージと客席の境界がほぼなく、汗と熱気の中でバンドと観客が一体になる空間。パンクやガレージロックのシーンでは欠かせない存在です。2021年にリニューアルされ、さらに居心地の良い空間に生まれ変わりました。

外国人ミュージシャンへ: BASEMENTBARの最大の利点は、ノルマが比較的低いこと。初めてのライブハウス出演にはうってつけの会場。うるさくて荒っぽい音楽が好きなら、まずここから始めましょう。SHELTERと近いので、同じ夜に両方のライブをハシゴすることもできます。

6. 高円寺HIGH

キャパシティ 約280人
ジャンル パンク、オルタナティブ、ミクスチャー、レゲエ
ノルマ目安 15〜20枚(約25,000〜35,000円)
アクセス JR中央線 高円寺駅 徒歩3分
公式サイト KOENJI HIGH
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東京のパンク/オルタナティブカルチャーの中心地・高円寺を代表するライブハウス。2階建て吹き抜けの天井高が特徴で、開放感のある空間です。1Fにはカフェ「cafe AMP」も併設。高円寺は「東京の下町パンクタウン」として知られ、古着屋、カレー屋、そしてライブハウスが密集する独特の雰囲気を持つ街です。毎年8月の「高円寺阿波おどり」の時期には、街全体が祭りとなり、ライブハウスでも特別イベントが開催されます。

外国人ミュージシャンへ: 高円寺は下北沢や渋谷と比べてコアな音楽ファンが集まる街です。「売れ線」を求めるのではなく、自分たちの音楽を貫きたいバンドに向いています。高円寺には他にも20000V、MISSION'S、無力無善寺など個性的な会場があり、一帯を拠点にして活動するバンドも少なくありません。

7. 下北沢ERA

キャパシティ 約200人
ジャンル インディーロック、シューゲイザー、ポストパンク、ドリームポップ
ノルマ目安 18〜22枚(約27,000〜40,000円)
アクセス 下北沢駅 徒歩5分(プリマヴェール下北沢 4F)
公式サイト shimokitazawa ERA
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下北沢の裏通りにある、音にこだわるバンドに愛されるライブハウス。多くのライブハウスが地下にあるのに対し、ERAはビルの4階という珍しいロケーション。SHELTERがインディーロックの「王道」だとすれば、ERAはもう少し実験的で繊細な音楽が集まる場所です。シューゲイザーやポストパンク、ドリームポップなど、轟音の中に美しさを求めるバンドにとっての聖地。

外国人ミュージシャンへ: ERAはブッキング担当者の耳が良いことで評判です。ジャンルの相性を丁寧にマッチングしてくれるため、初出演でも「場違い」になりにくい。また、シューゲイザーやポストロックなどは国境を越えやすいジャンルなので、日本語がなくても音で通じ合えるメリットがあります。

8. Spotify O-EAST

キャパシティ 約1,300人
ジャンル ロック、ポップ、ダンス、クラブイベント
ノルマ目安 ブッキング制(大型イベント主体)
アクセス JR渋谷駅 徒歩10分(道玄坂方面)
公式サイト Spotify O-EASTO-Group全会場
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渋谷の大型ライブハウス群「O-Group」の旗艦会場(2021年にSpotifyがネーミングライツ取得)。1,300人収容のフロアは東京のライブハウスの中でも最大級です。同じビルにはSpotify O-WEST(約500人)、Spotify O-Crest(約250人)、Spotify O-nest(約200人)など規模の異なる会場が集まっており、キャリアに合わせてステップアップできる構造になっています。

外国人ミュージシャンへ: O-EASTに出演するのは中〜上級者の目標ですが、O-nestやO-Crestは新人バンドにも開かれています。特にO-nestはキュレーション型のイベントが多く、面白いバンドを発掘しようという姿勢があります。まずO-nestでの出演を目指し、実績を積んでO-WESTへ、そしていつかO-EASTへ — という明確なキャリアパスが描けるのが、O-Groupの魅力です。

9. 下北沢CLUB Que

キャパシティ 約280人
ジャンル ロック、ポップ、パンク、エモ
ノルマ目安 20枚前後(約30,000〜40,000円)
アクセス 下北沢駅 徒歩3分
公式サイト CLUB Que
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下北沢のライブハウスの中でも音質の良さに定評がある会場。PA(音響オペレーター)のレベルが高く、「CLUB Queで音を出すとバンドがうまく聞こえる」という評判があります。1994年オープン以来、多くのバンドにとって大切なホームグラウンドになってきました。

外国人ミュージシャンへ: 音にこだわりがあるバンドには特におすすめ。CLUB Queのスタッフは比較的フレンドリーで、出演者への対応が丁寧なことで知られています。下北沢はSHELTER、BASEMENTBAR、ERA、CLUB Queと徒歩圏内に一流のライブハウスが密集しており、一つの街で東京の音楽シーンのエッセンスを体感できます。

10. 新宿Marble

キャパシティ 約150人
ジャンル シンガーソングライター、アコースティック、インディーポップ、弾き語り
ノルマ目安 10〜15枚(約15,000〜25,000円)
アクセス 新宿三丁目駅 徒歩3分 / JR新宿駅東口 徒歩8分
公式サイト 新宿Marble
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ここまで紹介してきたのはバンド向けの会場がメインですが、Marbleは弾き語り・アコースティック・ソロアーティストにも優しい場所。キャパ150人の親密な空間で、丁寧に音楽を届けたい人に最適です。ノルマも比較的低く、初出演のハードルが最も低い会場の一つ。

外国人ミュージシャンへ: バンドを組むのが難しくても、弾き語り一人でステージに立てるのがMarbleの強み。ギター1本、ピアノ1台で出演できるので、メンバー集めに苦労している方にも大きなチャンスです。英語の曲をそのまま歌っても違和感がなく、むしろ国際色として歓迎されることも。

ライブハウスの比較まとめ

会場 エリア キャパ ジャンル 初心者向き
下北沢SHELTER 下北沢 250 インディー / オルタナ ★★★
新宿LOFT 新宿 500 パンク / ロック ★★
渋谷CLUB QUATTRO 渋谷 800 多ジャンル / 国際
渋谷WWW 渋谷 500 エレクトロ / 実験 ★★
下北沢BASEMENTBAR 下北沢 250 パンク / ガレージ ★★★
高円寺HIGH 高円寺 280 パンク / オルタナ ★★★
下北沢ERA 下北沢 200 シューゲイザー / ポストパンク ★★★
Spotify O-EAST 渋谷 1,300 ロック / ダンス ★(O-nestから)
下北沢CLUB Que 下北沢 280 ロック / ポップ ★★
新宿Marble 新宿 150 アコースティック / 弾き語り ★★★

番外編:書き手の原点 — 吉祥寺・曼荼羅

キャパシティ 着席約60人 / スタンディング約100人
ジャンル ロック、フォーク、ジャズ、アコースティック、実験音楽
ノルマ目安 要問い合わせ(比較的良心的)
アクセス JR中央線・京王井の頭線 吉祥寺駅 公園口 徒歩2分
公式サイト 曼荼羅(MANDA-LA)
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1974年オープン、東京最古のライブハウス。「ライブハウス」という言葉そのものが、ここから日本中に広まったとも言われています。トルコの洞窟修道院をイメージした地下空間に、グランドピアノが鎮座する独特の雰囲気。50年以上にわたり、無数のミュージシャンの出発点であり続けてきました。

実はこの記事を書いている私自身、20代でバンドに夢を見て上京した頃、この曼荼羅を拠点にバンド活動をしていました。ステージと客席の距離が近く、演奏中に目の前のお客さんの表情が見える。あの緊張感と高揚感は、何十年経った今でも忘れられません。

吉祥寺は渋谷や下北沢とはまた違う、落ち着いた文化的な雰囲気を持つ街です。井の頭公園のすぐそばにあり、ライブの前後に公園を散歩するのも一興。曼荼羅グループは他にも MANDA-LA2、STAR PINE'S CAFE、ROCK JOINT GB など複数の会場を吉祥寺で展開しており、この街だけで多彩なライブ体験ができます。

外国人ミュージシャンへ: 吉祥寺は東京の中でも特に住みやすい街として外国人にも人気があり、国際的なコミュニティも存在します。曼荼羅は老舗ならではの温かいスタッフと、ジャンルを問わない懐の深さが魅力。「東京のライブハウスの原点」を体感したいなら、ぜひ一度足を運んでみてください。

初めてライブハウスに出演するまでの5ステップ

ギターのネックを握るミュージシャンの手元のクローズアップ
まずは音源を準備しよう。スマートフォンで録ったデモでも大丈夫(Photo by Jefferson Santos on Unsplash)

ステップ1: デモ音源を用意する

スタジオでのリハーサルをスマートフォンで録音したものでも構いません。YouTubeやSoundCloudにアップして、URLを共有できる状態にしましょう。ブッキング担当者は音を聴いてジャンルの相性を判断します。

ステップ2: 出演したい会場を選ぶ

上記10選を参考に、自分のジャンルと規模感に合った会場を2〜3箇所選びましょう。迷ったら、まず客として観に行くのが一番です。

ステップ3: 応募する

会場のウェブサイトにある「出演希望」「ブッキング」フォームから応募します。記載する内容:

  • バンド名・メンバー構成
  • ジャンル
  • 音源リンク(YouTube / SoundCloud)
  • SNSアカウント
  • 希望日程(平日/土日、具体的な日付があれば)
  • 過去のライブ経験(あれば)

日本語が苦手な場合: 簡単な日本語で書き、「English available」と添えましょう。Google翻訳でも最低限の意味は伝わります。

ステップ4: リハーサルを重ねる

出演が決まったら、持ち時間(通常30〜40分)に合わせたセットリストを組み、本番さながらのリハーサルを重ねましょう。日本のライブハウスでは、本番前にサウンドチェック(リハ)の時間が設けられます。この時間を有効に使うために、事前に自分たちの音のバランスを把握しておくことが大切です。

ステップ5: 当日は早めに到着、楽しむ

本番当日は、指定された入り時間(通常、開演の2〜3時間前)に到着しましょう。機材のセッティング、サウンドチェック、そして他のバンドとの挨拶 — この一連の流れが「ライブハウス文化」そのものです。終演後は、対バンのメンバーやお客さんと積極的に話しましょう。ここから次のつながりが生まれます。

外国人ミュージシャンへの実践アドバイス

ステージ上の演奏者と盛り上がる観客のシルエット
ステージの上では言葉の壁は消える。音楽は最強のコミュニケーション手段(Photo by Anthony DELANOIX on Unsplash)

MCは短くていい

曲間のMC(トーク)は日本語で1〜2文言えれば十分。「ありがとうございます、次の曲です」だけでも拍手が起きます。むしろ、たどたどしい日本語で話しかけることが好感を持たれることが多いです。

物販を用意しよう

CDやステッカー、バンドTシャツがあると、ファンとの接点が増えます。日本のライブハウスには物販スペースがあり、終演後に自分のグッズを並べることができます。名刺代わりのフライヤー(チラシ)も効果的です。

写真と動画は許可を確認

日本のライブハウスでは、多くの場合撮影禁止がデフォルトです。自分の出演時にファンに撮影してもらいたい場合は、MCで「今日は撮影OKです!SNSにあげてください」と伝えましょう。他のバンドの演奏中は、必ず許可を取ってから撮影してください。

定期的に同じ会場に出る

月1〜2回、同じライブハウスに出演し続けることで、スタッフやお客さんとの関係が深まります。日本では「顔なじみ」になることが信頼の第一歩。3〜4回出演すれば、ブッキング担当者から「次のイベントに出ない?」と声がかかるようになります。

さあ、ステージに立とう

コンサート会場でカラフルなライティングに照らされるステージ
東京のライブハウスは、あなたの音楽を待っている。最初の一歩を踏み出そう(Photo by Aditya Chinchure on Unsplash)

東京のライブハウスは、初めてのバンドにも門戸を開いています。言葉の壁、文化の違い、ノルマの不安 — ハードルはたしかにありますが、一度ステージに立ってしまえば、そこには国境も言語も関係ない世界が広がっています。

まだバンドメンバーが見つかっていない方は、外国人が日本でバンドメンバーを見つける方法も参考にしてください。Memboなら、8言語対応で日本全国のバンドメンバー募集を検索できます。

メンバーが揃ったら、まずは下北沢BASEMENTBARか新宿Marbleのようなハードルの低い会場から始めてみてください。3回、5回、10回とステージを重ねるうちに、対バン仲間が増え、お客さんがつき、東京の音楽シーンの一員になっている自分に気づくはずです。

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